スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

RMG第5章 迷いの森とためらいの心 後編

ライズ「次はどこへ行くんだ?」
シェイン「火山があやしいと思うけど、北門には許可がいるのよね」
ライズ「じゃあ、王に会いに行くか・・・。」
レルス「え?なんで」
ライズ「門番をどかすには王をまず、ってことだからな」
シェイン「そう簡単に王には会いに行けないわよ」
レルス「いやいやライズティルタートの王子だからね、向こうの都合さえ合えば何とかなるんじゃない?」
ライズ「ラリック王は結構優しいし、いつも暇そうだから大丈夫だろ。」
レルス「いつも暇そうって・・・。」
シェイン「じゃあ、いきましょう」
しかし当然ながら城門の前にいる騎士に止められた。
騎士「ちょっと待て、なんだお前らは!」
ライズ「俺はティルタートの王子ライズ・ウォル・ドルティス、国王ラリックに会いに来ました。」
騎士「ティルタートの王子でしたか。しかし・・・、わかりました。ラリック国王に聞いておきます。宿屋にいておいてください。」
ライズ「わかりました。」
-宿屋-
ライズ「ところでなんでヴェルト島が怪しいと思ったんだ?」
シェイン「この島の火山、異常な噴火を繰り返しているの」
ライズ「でも、そんな風には見えないけど・・・。暑くもないし火山の被害もないようだし」
レルス「たしか結界をつくってるから気候が二つに分けられて、被害がないんだよね」
シェイン「そういうこと」
ライズ「なるほどねえ、だからか、火山に通行許可がいるのは」
外からガチャン、ガチャンと音がする
ライズ「騎士の甲冑の音?」
リクスが頭をあげ立ち上がる、リクスにも聞こえたようだ、レルス達には聞こえなかったが、しばらくすると音が近づいてきた。
シェイン「なにかおきたのかしら」
レルス「?」
宿屋の扉が開けられる音がする。
ライズ「ああ、なるほど」
階段を上る音がした後、そして扉が乱暴に開けられ、騎士が入って来る。
騎士「あやしい奴め、ティルタートの王子という変なウソをつきおって、どこかの国の暗殺者か?」
ライズ「やっぱりか、証明できるものがないから怪しまれるのは当然だよな。」
レルス「そんなこと言っている場合じゃないよ、早く逃げよう!」
ライズ「いや、これは逆に好都合かな?」
シェイン「それは・・、どういうこと?」
ライズ「ここでつかまれば、情報がラリック王に行くかもしれないしな」
レルス「で、でもそれって確率の話だよね」
ライズ「ああ、でもここで下手に暴れたら面倒なことになりかねないからな」
シェイン「たしかにね」
―キャスラン城―
「外が騒がしいな・・、何かあったのか?」
「なんでも、ティルタートの王子だとか変なウソをついた者がいたらしいんですよ、まったく困ったものですよ。」
苦笑いで男はそういった。
「ウソ?何故王子じゃないと?」
「その王だと名乗ったのが武器をもった物騒な少年達なんですよ、みなりも王族にしてはちょっと・・・、きっと王を殺そうとでもしたんでしょう。」
「・・・、なあ、その少年どんな格好だ?」
「薄手のマフラーと大剣の結構身長の少し高い少年でしたね」
「マフラー、大剣、おい!その少年本物の王子だぞ!」
「え?本当ですか?」
「あいつの息子はそんな恰好とをしていると聞いていたことがあるからな」
「な、では、もしかしたら」
「ああ、今どこへ行っている?」
「たぶん牢かと・・・。と、とりあえず今からこちらに呼んでみます」
「頼んだぞ」
―キャスラン・城地下―
扉が思いっきり開けられる音がした。そして、少しすると。
騎士「おい、でろ・・・、じゃなくて、すいませんでした。ライズ王子」
騎士が申し訳なさそうにいう
ライズ「ラリックにちゃんと情報を伝えてくれてみたいだな。」
シェイン「よかった・・。」
レルス「なにもされないでよかった・・・。」
リクス「ワウ」
―キャスラン・城―
「迷惑をかけたな、ライズ王子」
ライズ「いえ、いいんですよ、連絡もなしに来てしまったんですから、こうなっても当然ですよ。ラリック王」
ラリック王は、たしか、23、4くらいだっただろうか、赤みがかった黒色の髪で目の色は青く、服装は王族らしい服装だ。
ラリック「ところで、今回はどんなようかな?」
ライズ「・・・、ここでは少し話しづらいので、別のところでいいですか?」
ラリック「わかった、しかし一応のため、剣などは預かっていいか?」
ライズ「もちろんですとも。」
―ラリック私室―
ライズ「で、要件はというとですね・・・、」
ラリック「あ、いいよ全員ため口でさ」
ライズ「しかし・・・、」
ラリック「いいんだよ」
レルス「で、でも」
ラリック「遠慮しなくたっていいよ、だいたい俺、普通だったらこの地位についてないからな・・。」
ライズ「・・・、ああ、こんなうだうだしてないで本題に入るぞ!」
ラリック「お、そうこなくっちゃね」
シェイン「最近、異常な噴火が続いている、これは、私の推定だけど・・・・、」
ラリック「聖界の石が原因だというわけだな」
シェインが言いかけたところをラリックが遮る
レルス「え?聖界の石の事なんで知ってるの?」
ラリック「はは、ビックスからよくその話は聞いてるよ、で、異常な気象が起こった時はそれの封印が弱まったから起こるだろうと言っていた」
ライズ「なるほどじゃあ、簡単だ。もともと俺回りくどいのは苦手でねえ、はやい話言うと火山へ入ることを許してもらいたいってことさ」
ラリック「分かっているよ、いま許可証出すから、それを北門の兵に渡してくれ」
リクス&シェイン「ありがとうございます」
―キャスラン街道―
ライズ「これで火山に行けるかな」
レルス「ところで、ラリック王がいっていた「普通だったらこんな地位に付いていない」てどういうこと?」
ライズ「あいつの親は失踪、兄は事故死、最初は全部ラリックが殺したんだとうたがわれたんだが、奴は当時まだ12歳ぐらいで子供だったからな、代わりに別の人に殺してもらおうため人を雇う、ということはできないようになっていたからな」
レルス「え?なんで?」
ライズ「あいつは、15ぐらいまでずっと監視がついてたらしいからな・・・・。外部からの接触は極力避けられたようだし・・・。」
シェイン「ライズ、なんでそんなに詳しいの?」
ライズ「ん?ああ、親父が会いに行く時よく連れて行ってくれたからなぁ、色々聞いたんだよ。最近は向こうから出向くことも多かったしな」
レルス「ふうん・・・。」
-北門-
門番「話は聞いています、最近魔物が凶暴になっているため用心してください。」
ライズ「ん、わかった、ありがとな」
シェイン「火山の中に入っても大丈夫になる薬も買ったし、これで大丈夫ね。」
レルス(正直その薬って、信用できるものなのかなぁ)
ライズ「ちなみにこれは科学的ななんやかんやで大丈夫になるらしいんだ、信用ができるものだから安心しろ」
レルス「なんやかんやの時点で信用できないような・・・・。」
ライズ「ほら、いくぞ!」
レルス「どうなんだろうねリクス」
リクス「わう・・・」
-火山前森(ジャングル)-
レルス「暑いー、くらいー」
ライズ「「暑い、くらい」いうな暗いって言って明るくなるわけでもないし暑いって言って温度が下がるわけじゃないだろ」
リクス「わう」
ライズの声にこたえるようにしてリクスがなく
シェイン「それにしても異常な暑さね・・・、これも暴走が原因なのかしら・・・。」
ライズ「ふぅ、そうなのか?暑いけど、きにるのはここの暗さだな」
たしかに空は黒く染まり少しの日の光も木々に遮られ、数歩先も見えるか見えないかというほどだ
レルス「明りは・・・、ないよね、なんか怖いな・・・」
シェイン「日の光がなくてもこの暑、いったい・・・」
そんなことを言いながら歩き続けると円形の広い場所にでた。
真中にきた瞬間、暗い木々の間から唸り声が聞こえた。
ライズ「モンスターか?」
木々の間からいきなり炎が上がる、その炎の下からヴォルフの顔が浮かび上がる
レルス「フレイムヴォルフだったけな?体から出る炎で獲物を惑わせ、ひるんだ所を群れでを襲う・・・、うう怖」
F・ヴォルフ「グラウウウウ」
シェイン「くるわよ!構えて!」
相手の数は十数匹
ライズ「多いかな?まぁいい、いくぞ!」
ライズは剣を構える、そして駆け回る炎にむかい剣を振る
F・ヴォルフ「ギャン」
ライズ「へへ、余裕、余裕」
シェイン「ライズ後ろ!」
ライズ「へ?」
気を抜いていたライズにF・ヴォルフが飛びかかってきた。あと少しところで首元に噛みつかれようとした瞬間F・ヴォルフの体が横に吹っ飛ぶ。シェインの魔術で吹き飛ばされたようだ。
シェイン「ライズ!気を抜かないで」
ライズ「すまんすまん・・・なっと!」
F・ヴォルフ「グワウ…」
ライズは横から飛びかかってきたF・ヴォルフを剣で地面をたたきつける。
F・ヴォルフ「グルウウ、グラウウウ」
レルスの前でF・ヴォルフが唸り声を上げる。レルスは剣は構えているが、剣がカタカタと震えている。
F・ヴォルフが飛びかかって来る。
レルス「うわーー!」
レルスは背中を向け悲鳴を上げる。
F・ヴォルフ「ギャウ」
F・ヴォルフの声が後ろからした、後ろを向くとライズが立っていた。
ライズ「レルス!下がってろ!」
     ・
     ・
     ・
F・ヴォルフをすべて倒した時はさらに薄暗くなっていた。
ライズ「今日はここで野宿か、まぁいいか、レルス、薪、取りに行くぞ」
レルス「うん」
シェイン「あまり、遠くに行かないほうがいいわよ」
ライズ「ん、わかってるよ、暗くなると迷いそうだからな」
      ・
      ・
      ・
焚き火がパチパチとはぜる音がする、深夜ごろ、ライズとレルスは少し離れたところで見張りをしていた。
ライズ「レルス・・・あのさ・・・。」
レルス「何?」
少し間をおく、言うのをためらってるようだ
ライズ「お前は・・、村に帰ったほうがいい・・・と思う。」
ライズが少し言いにくそうにいう。
レルス「・・・え?」
ライズ「お前は血をみるのが嫌だ・・・、生き物を殺したくない、そうだろ?だったら・・・、帰ったほうがいい」
レルス「なんでさ!」
ライズ「このままだと聖界の復活者とやりあうことになるだろう?それだと、お前を守りながら戦うことも難しくなってくるだろう」
レルス「だ、だったら僕だってそいつと戦うよ」
ライズ「じゃあ、人に剣を向けられるのか?」
レルス「なにも殺さなくても・・・・、」
ライズ「むりなんだ・・、相手はこの前会った奴とおなじくらいの強さのやつぐらい何人もいるだろ・・・。」
レルス「殺さないっといけないってこと・・・?。」
迷うように目をあちこちに向けている
ライズ「・・・、まあいいよ、明日位にきめといてくれ、見張りはいとくからお前はもう寝ろ」
レルスは黙ってうなずくと焚き火の横にいたリクスのそばにより、横になる。
ライズ「・・・・ふう」
     ・
     ・
     ・
ライズ「さて、出発するぞ!」
雲ははれ、辺りは明るくなった、明るくなり気付いたが、火山はもうすぐそこのようだ。
シェイン「そろそろあの薬を飲んでおきましょう」
全員薬を出すと、ライズ、シェインは一気に飲んでしまう、だが、レルスは薬をじっと見つめたままだった。
レルス「・・・・」
ライズ「レルス?どうした?ぜんぜん、平気だぜ、早く飲めよ」
レルス「う、うん」
返事をするとレルスは一気の飲んでしまう。
ライズ「じゃ、そろそろいくか」
    ・
    ・
    ・
ライズ「もう少しで、このジャングルを出ることができそうだな」
レルス「じゃ、はやく行こうか」
シェイン「あんまり走らないほうが・・・・」
シェインが言い終わらないうちにライズ達が走り出す。と、いきなり
「クウィィィィ」
足元から何かのなき声が聞こえる
ライズ「ん?何か蹴った?」
足元を見ると胡桃のような者が転がっている。
レルス「何これ?」
レルスが拾い上げてみると、いきなり、木の実から細い足が生え、殻と殻との間が少しあき横から足と同じくらいの細い手が出てくる、真っ暗な中から黄色い目がみえる。
レルス「うわ!これマプルっていうモンスターだよ!」
レルスは持っていったものを放り投げる、地面に落ちた瞬間、
マプル「クウィィィィ」
と甲高くなきはじめる、ライズ達は耳をふさぐ
ライズ「なんだ!こいつ、耳がいてぇ」
マプル「クウィィィィ・・・・。」
マプルはいきなりなきやんだ、と周りの草むらがガサゴソと音がする。
シェイン「なに?」
リクス「グルルルルル」
リクスが草むらにむかって唸りだす。
すると、草むらの中からたくさんのマプルが飛び出してきた。
ライズ「武器を構えろ!来るぞ!」
てじかにいた数匹のマプルを一気になぎ払う
ライズ「殻が固い・・・、めんどくさいな」
シェインも火炎魔術で数十匹のマプルを倒す
シェイン「それに、数が多すぎる・・・、」
ライズ「あれ、レルスは?」
レルスはライズ達と離れたところにリクスといた。
ライズ「レルス!」
ライズがレルスの元に駆け寄ろうとした、がマプルに行く手を阻まれた。
ライズ「くそ!」

レルスはマプルを見る。後ろではリクスがマプルの殻を砕く音が聞こえる。
(「お前は血をみるのが嫌だ・・・、生き物を殺したくない、そうだろ?だったら・・・、帰ったほうがいい」)
レルスの頭の中でライズの言葉が何度も何度も繰り返される。
レルス「いやだ・・・」
レルスがそうつぶやく。
レルス「このまま帰るなんて、絶対・・・、絶対いやだ!」
レルスはマプルにむかって剣を振り下ろす、だがマプルの堅い殻にはじかれる。怒ったマプルが数匹でレルスに飛びかかろうとする。
ライズ「レルス!」
行く手を阻んでいたマプルを倒したライズがこちら来ようとする。
だが、その時レルスに一斉にマプルが飛びかかって来る。
レルス「帰るわけには・・・、逃げるわけにはいかないんだ!」
レルスは剣を持つ手に力を込める、すると、剣から炎が上がる。
レルス「うおおおおお」
レルスが剣を振った、同時に剣から炎が横一線に出る。
飛びかかってきたマプルは燃え、おちていく。
それを見たマプル達は一斉に草むらの中に消えて行ってしまう。
ライズ「すげぇ・・・」
レルス「今のは一体?」
シェイン「たぶん、魔術が剣に宿ってその属性が・・・・。」
しばらく、全員呆然としていたがレルスが口を開く
レルス「・・・、ライズ」
ライズ「何だ?」
レルス「改めて聞くけど、僕もついて行っていい?」
ライズ「・・・、覚悟はできたのか?」
レルス「そりゃ、まだ、怖いよ・・・、それでも、ついて行きたいんだ!」
ライズ「ん、そうか、じゃあ、みんなさっさと火山までいくぞ!」
レルス「うん!」
シェイン「ええ」
リクス「ガウ」
ライズ達は火山への一本道を走り出した。
続く・・・
スポンサーサイト

comment

Secret

プロフィール

マナと卍星投げ賊卍

Author:マナと卍星投げ賊卍
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブログ内検索
RSSフィード
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。